人工の優等生「F1シード」と環境に鍛えられた「固定種」の違い

自然栽培の仲間たちの間で、当たり前のように語られる「F1シード」と「固定種」の話。
その中でF1シード→人工で悪いやつ👿。固定種→自然に作られたいいやつ👼。みたいな感じで語られますが、それは本当なのか、考察していきたいと思います。

F1シードとは

まずは悪者👿とされがちなF1シードについてです。

F1シードは狙った特性を持つように作られた品種です。
上の図的には「優しくて、力持ち」な特性が欲しい。
そこで、優しいだけの人と力持ちだけの人を掛け合わせて、「優しくて、力持ち」の特性を作っているわけです。
なので、F1シード同士を掛け合わせると、次の世代の半分くらいは「優しくて、力持ち」ではなくなってしまいます。

上の図はあくまでイメージです。
F1シードとは狙った特性を出せるために作られた種なんです。
その種のおかげで、形の揃った作物を、大量に生産することに成功したわけです。

固定種とは

次に固定種についてのイメージです。

固定種は様々な遺伝子を持った個体が存在します。
その固定種の中で、そこの畑で生き残った者同士で、次の世代に遺伝子が伝わるわけです。
世代を経るごとに、その環境に適した作物になっていきます。

上のイメージのように、固定種って本当に多様な遺伝子を持っているんです。
ただ、注意なのが、固定種を買ってきて植えても、その畑に合っているかは分からないということ。
サバイバルの中で、生き残った優秀な遺伝子が、世代を経て、より強化されていくイメージです。

以上がざっくりとした、F1シードと固定種の遺伝学的に見たイメージになります。
実際はこんなに単純なことではないので、ざっくり解っていただけると嬉しいです。
今後ともこのテーマについてはもっと紹介していく予定です。

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※自然栽培には色々な解釈あります。自分の解釈と違うという方は、是非コメント欄で教えて頂けますと嬉しいです😊


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