最初に宣言します。写真が少なく、文章多めになりますのでよろしくお願いします笑
本日は、微生物の凄さです。微生物は、農業だけではなく様々な場所で大活躍しています。
味噌や醤油、納豆やヨーグルト、さらにはお酒なども微生物が作りだしています。これらの多くは、「発酵」という現象が関連しています。発酵についても詳しく回があると思いますが、予習したい人は↓のリンクを見てみてください。
https://www.hakko-blend.com/study/
また、食品産業や製薬産業ではアミノ酸や抗生物質も微生物を利用しているそうです。
微生物、あちこちで大活躍です🙌
では、農業ではどんな風に活躍しているのだろうか。
一言でまとめると、土壌環境を整えます👍
微生物たちが活発に動き、良い土を作り上げます。そして、農薬や肥料に頼らなくとも作物を作り上げることができるようになります。植物の根元に有効な土壌微生物を含んだ土壌では、害を与える病原菌が入り込みにくいです。そのため、病気にかかりにくくなります。連作障害の防止にも繋がるとのことです。
連作障害とは、同じ科の仲間を同じ場所で続けて植えていると生育障害が起こることです。
連作によって作物の根に病原菌が増えます。当然、植物が病気にかかりやすくなります。有効な土壌微生物を増やすと、病原菌と根の間に拮抗作用が生まれ、病原菌の働きを抑制できるらしいです。
気を取り直して、単刀直入に言います!
微生物を活発に動かすといいことしかないんです!!!
そんな微生物たちの種類も豊富です。
細菌、放線菌、糸状菌、藻類、原生動物などなど。私自身も驚きましたが、1gの土壌の中に、1億個以上の土壌微生物が生息しているらしいです😲
(100万〜1000万生息していると言う人もいます)
まぁ、とにかく多いんです!笑
想像以上に土壌の中には小さな微生物が多く存在している予感がしますね。
ということは、微生物を増やしまくってもいいはずです😏
土壌微生物を増やす方法3つあります。しかし、どれもメリットデメリットが当然存在します。見ていきましょう。
①堆肥の使用
堆肥に含まれる有機物は微生物の餌となります。そのため、堆肥を使用すると微生物が居心地よい環境になるので、微生物の数が増加します。また、堆肥自体にも微生物が含まれているので、多様な微生物が共存する形になります。しかし、完熟していない堆肥を使うと、病原菌が残ることもあるので注意です⚠️
②土と雑草を一緒に耕す
雑草の根にも土壌微生物が存在します。そのため、雑草を刈り取ってしまうと、微生物ごと取り除くことになります。雑草を土と一緒に耕すと雑草を土壌生物が食べ、土壌微生物が増加しやすくなります。しかし、根から刈り取らないようにするのには時間や手間がかかるんですよね~🤦♂️
③輪作を行うこと
輪作とは、同じ圃場にさまざまな作物を栽培することです。そのため、根や残渣も多様的となります。育てる作物によって土壌微生物の種類が変化します。それゆえに、病原菌との争いが生じやすく、病害の発症を抑えることができると考えられています。連作障害を防げる可能性もあるのが魅力です。しかし、いくつもの作物を育てるため手間がかかったり、作物の組み合わせによっては、生育に悪影響を及ぼしたりする場合があるそうです。
他にも米ぬかを使うことがあります。しかし、堆肥を作る際に米ぬか使用する人もいるので、「米ぬかだけ」の例を出しませんでした。気になる人は、クリックしてみてください。https://magazine.cainz.com/article/106353
ってことで、微生物の概要編でした。